かぜの治療と抗生剤について


今朝NHKのニュースをみていましたら、
「抗生物質が効かなくなる?増え続ける超強力な細菌。国が支援に乗り出した新薬開発の現場と「薬を極力使わない」最先端の治療法を紹介」
という特集を行っていました。
同じNHKで、おととしぐらいより「治る病気が治らない!? ~抗生物質クライシス~」
とむやみに抗生剤を使うと耐性菌がふえるという特集はされていましたし、
厚生労働省・WHOでも
、抗生剤の適切使用を呼びかけています。

本来、ウイルス感染であるかぜに、細菌をこわす抗生剤が効くわけないのです。
それにもかかわらず、抗生剤の使用が止まらないのは、
かぜの治療薬があまりないからでしょうか。

当院では、なるべくかぜの治療に抗生剤を使用しないようにしております。
それが出来るのは、かぜに対して、適切な漢方薬を使って治療するからです。
漢方薬に含まれる、麻黄や桂枝はウイルスのmRNAの脱核・複製などを阻害することでウイルスの増殖を抑制することがわかっていて、
これらを適切に使用することで、病状の軽減、病期の短縮を行うことが出来ます。

もちろん、肺炎、マイコプラズマ感染、症状が重い急性扁桃腺や、溶連菌感染には抗生剤を使用します。
しかし、これらとかぜは異なります。これらは、抗生剤の効く細菌(原虫)感染を起こしているからです。

一方、かぜの漢方治療は、初期だから葛根湯とか、インフルエンザだから麻黄湯とか、咳だから麦門冬湯だとかそんな簡単には決められません。
当院では、脈をみて、全身をみて、総合的に考えて、漢方薬を選択いたします。

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